スタッフブログ

スタッフ日記


2019年12月6日 : 昭和おんなブルース
昭和おんなブルース

 旅館の二次会は地下のクラブに移動する。個人的にコンパニオンが苦手で、おねぇさんに横に座られてもちっとも嬉しくないし、若い娘だと共通の話題もなくて、無理やり話を合わせなくちゃならないのが苦痛だ。「私、アン・バートンの癖っぽいボイスが好きなの」くらい言われた日にゃ、メロメロになること請け合いなのだが。

 そこは20数年来のお付き合い。毎回馴染の和服接待がいて、こっちを客とも思わず日常の愚痴を言いたい放題。「タバコ吸っていい?」「ダメ」。客の返事を無視して平気でスパスパ。実はそういうのが、ほろ酔いの僕には楽しい。

 この日は普段会話しない、やはり馴染の御姐さんが一次会から酔っ払いはじめ、二次会に至って僕にくだをまき始めた。若い新人が宴会場を隈なく回らず、一つ所に腰を落ち着け特定の客としか会話しないのが、なっちょらんというわけだ。酔って客に絡むキミの方がよっぽどなっちょらん気もするが、面白いからどんどん言わせる。

 どうせあたしはババァだから! そうか、そこに勝手に傷ついていたのね。「キミは全然ババァじゃないよ」。この一言で、だいぶ御姐さんのご機嫌が戻った。

 年増コンパニオンの聞き役、商売にでもしたら結構いけるかな。自分の伴侶以外なら、すねた女性もなかなかに可愛い。



色香に惑わされる年代を過ぎた方
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2019年12月6日 : 秋刀魚の味
秋刀魚の味

 12月に入ると、取引先のホテル・旅館で業者会の機会が増える。先日も箱根で、取引ある100社ほどが一同に会し、宴が催された。

 歯ブラシ一本を収める零細から飲料を一括受注する大手ビール会社まで、銀行があればアミューズメント系・エステ関係もあり、その業態は多種多様。中でも70名の常駐者を置く我が社の規模は、ひときわデカい。顧客側がフロントやルーム係といった表の顔ならば、我々は宿泊客には目の届かないところを支える裏方の役割。旅館とは、一蓮托生の関係といっていい。

 腕に自慢の調理人の、本領発揮した料理の数々が運ばれてくる。口で味わうよりも目で堪能する、日本料理の神髄。こういうものを定期的に頂けるのは、ありがたい限りだ。

 人間というのは勝手なもので、せっかくのご馳走も回を重ねるうち飽きがくる。次の朝、不思議と食べたくなるのはあったかいご飯と味噌汁、切り身の焼き魚に納豆と漬物。これがまたよく出来ていて、旅館の朝食には例外なくこのメニューが用意されている。オレ、今さら海外には住めないな。



旅館に住み込みで勤めたい方!
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2019年12月2日 : 真白き富士の嶺
 雨上がりの日本平。澄んだ空気にくっきりと、雲の帽子を目深に被った夕映えの富士。

 日本に生まれながら、一度は拝みたいと焦がれながらも、願い叶わず生涯を終わられる方が少なくないと聞く。子供を養う生活に追われながら、新聞配達に上がったアパートの上階に遠く屹立する富士を見て、毎朝自らを励まし続けたシングルマザーの逸話も記憶にある。

 霊峰富士。古代祖先は神が住まわれる神聖な場所と畏敬し、修験の道場としても繁栄した。富士山は登ることによって健康や幸福、繁栄などのご利益を得ることができ、頂上に登った回数が多ければ多いほど、その修行の成果は形となって現れるそうだ。

 ちなみに私、ディズニーランドと富士山は行ったこと・登ったことがありません。高校は浦安、今の住まいは清水ときて、会社から毎日富士山が拝めるにも関わらず、であります。

 偏屈を自慢したいんじゃなくて、ネズミの着ぐるみの何が面白いのかまるで分らず、富士は遠くにあって愛でるものだと、固く信じるからであります。



とっても素敵な本社環境
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2019年12月2日 : わが心のモーツァルト
「ごきげんいかが? どんな服着てるの? お通じの方は順調かい? 快く仲直りしてくれない? さもないとぼくの名誉にかけて、バーンと一発やらかすぞ! どうせきみは笑ってるだろ ― 万歳(ヴィクトリア)! 僕らのお尻を、和平条約調印のしるしとしよう!」

「そう、ぼくのあれは元気です。二週間後にパリへ立つけど、きょうもひとクソたれておこう。もし、そちらアウクスブルクの町から手紙をくれるつもりなら、ぼくが受け取れるように早く書いてね。でないと、ひょっとしてぼくがもう立ったあとだと、受け取るのは手紙のかわりに一通のウンチ。ウンチだ!」

以上、世界の王侯貴族から御用達の大作曲家、モーツァルトのお手紙の断片です。素敵ですね。
知らずに聴けばたいへん敬虔な気持ちにさせられる、「Leck mich im Arsch」という声楽曲もあります。

「俺の尻をなめろ 陽気にいこう 文句をいってもしかたがない ブツブツ不平ばかりじゃしかたない ホント悩みの種は尽きない だからこそ陽気にいこう 俺の尻をなめろ」

日本語に訳せばズバリ「俺の尻をなめろ」です。どうです、一度聴いてみたくなりませんか。



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2019年12月2日 : 剛のベッドメイク講習会 5
 ベッドには、高校の授業で使う介護用の薄いマット二つを重ね、厚みを持たせて代用する。宿泊用のマットって、最近の物ほどぶ厚くて重たいのだ。高齢者の多い職場環境だけど、本当は君たちみたいな若手に来てほしいわけだよ。ピロ・シーツ・デュベの3点を、剛君が実際にメイクし、皆さんにお手本を示した。

 最初にピロ(枕カバー)をセットし、中の折り目までピシッと決めてみせると、先生と生徒の双方から「オ~ッ!」の歓声が一斉に上がる。特に子供たちの素直な表情ったら! かわいいよ~。普段、どっちかといえばひねくれ気味の大人たちを相手にしている半田所長など、嬉しさ高じてノリに乗ってしまう。熱くてちょっとくどくて、時間配分無視の講義が展開されていく。パフォーマンスする剛も、気分のどんどん上がっていくのが傍目にわかる。それはライブの一体感と、同質のものだ。しわ一つないシーツを敷いて見せ、宿泊のお客さん気分で生徒にダイブさせてみる。それでも乱れない仕上がりに、またしても称賛の嵐。お陰で最も難易度高いデュベの実践までは行き着かず、今回はタイムアップとなった。

 残念な部分は次回の反省に生かすとして、十分な手ごたえをつかんだ最初の授業は、無事終了した。



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