Work Song 1

Work Song 1

 雇用・労働問題と一口にいっても、他業種のことはわからない。労働集約型で低賃金労働が主流の我が業界に限れば、世間にとって問題解消の動きも、逆に大問題化につながるジレンマに陥っていきそうだ。気がかりな幾つかの点について考えてみたい。

 まずは、長時間労働の是正という動きに関して。日本の労働時間規制はないに等しい、この定義は間違っていない。
 例えばEUでは、残業の絶対的上限時間を定め、かつ退社から次の出社まで、最低限11時間空けなければならないのがルールだ。仕事を余分にさせないという思想が徹底している。わが国でも割増賃金50%上げや年次有給休暇の完全消化義務化など検討が始まり、一部は実現に向けて動き始めてもいる。

 欧米の考え方の根底には、雇用する側・される側に、明確な価値観の対立がある。企業が欲するのはあくまで”労働力”であり、労働者は自らの能力と時間を”売る”ことで生計を立てる。彼らにとって労働とは、まじりっけなしの「苦役」なのだ。一生困らないほどの資産があれば働かず遊んで暮らしたい、それが人生の最終到達点に思える。

 だいぶ欧米化が進んだ今の日本に、同じ価値観を持った人種の増えていく可能性はある。しかし現場で働く皆さんを見ていると、生活のため仕方なくというより、せっかくの仕事をより良きものにしようとする心根が強く伝わってくる。
 仕事は決して「苦役」でなく、人生の一部という捉え方だ。



仕事が楽しい それって社畜?
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