月別アーカイブ: 8月 2016

限られた人の世を生きる その13

42年前の冬、僕は12歳で小学6年生だった。 ビデオデッキなんて便利なものはまだ世に存在せず、見たいテレビがあればその時間、ブラウン管の前で待機していなければならない時代だ。
子供の娯楽も限られていて、プラモデルを作るか使用済の切手を収集するか、コミック雑誌を読むとかテレビで放送する洋画を観るとか、まだ残っていた空き地でロクムシしたり沼でスルメを餌にザリガニ釣ったり、「ねりけし」と呼ばれる粘土状の固まりを好きなキャラクターに形成し茹でて消しゴムにするという商品にハマるなどしかなく、ちなみに僕はそれら流行りを一通りおさらいした、至極平均的な日本の少年だった。

この頃、夜中の0時過ぎから2時近い時間帯で、日によって不定期ながら当日の放送が終了する前に、「洋画の窓」という5分枠の番組があった。 近く封切る洋画のCF(コマーシャル・フィルム)を、2本流すだけの番組である。
「明日に向かって撃て」の再ロードショーとかバート・レイノルズの「ロンゲスト・ヤード」とか、“ぶっ壊した車93台”がキャッチコピーの「バニシングin60″」から日本で初めて公開されたゾンビ映画「悪魔の墓場」まで、1分という極度に制限された放映時間をイマジネーションで補う豊饒な世界が、心の裡で展開された。 観ぬ事かなわぬ本編を夢見る、極上のひととき。 情報の不足を想像で補うなどと、ネットやレンタルですぐに観覧可能な今の時代では考えられない不便さであって、その抽象性によってのみ生みだされる妄想力は、今の時代にない贅沢とも言えた。

小学生の僕が「洋画の窓」のCFを見ただけでちびった1本が、「悪魔のいけにえ(The Texas Chain Saw Massacre)」である。 検索したら、YouTubeに予告編のロング・バージョンを見つけた。 これは今見ても激烈で、チープで粗い映像も含め、ホラーもスプラッターも大好物だった僕にとって最高峰の作品である。 世評としても同様に、高い評価が今日まで続いているようだ。

おばさんにねだって、銀座のロードショーに連れ行ってもらった。 何しろ当時は、規制なんてほとんどない時代。 保護者同伴で問題なく入れたが、今ならR-15指定、子供は鑑賞不可の映画であり、それもこのキワモノ的内容であればもっともだと思う。 自分の息子や娘が小学生の頃に、こんな映画、見せようとは思わない。

ついでに言うと上映に先だつ予告編に何と、華やかなりし頃の日活ロマンポルノが登場し、その映像たるや広い浴場に全裸の殿方が集団でうつぶせになり、やはり全裸のご婦人たちが泡だらけになって上からのしかかり、勢いよく体をこすり続けるという目が点になるような活写であった。 隣に座る僕のおばさんは居たたまれなくなったのか、「目をつむってなさい!」と、右手で視界を遮ったものである。 もちろんそうされても指の隙間から、その魅惑に満ちた映像をしっかり確認したものだが。

映画が始まる。 するとそう時間も経たないうち、立ち寄った納屋の扉が前触れなくガガッと開き、「ウヒョヒョヒョヒョ~!」と現れた不気味な大男が、家畜を屠殺するような無駄のない動作で青年の脳天を叩き割るという、最初の殺人が行われる。
この時点ですでに充分すぎるくらい衝撃的なのだが、その後レザーフェイス(人皮によって創られた仮面を被った大男)が遂行する連続殺人のうちで、人として最大のタブーと思われた行為には心胆寒からしめた。 まさに、悪魔の所業である。
それは抵抗することも逃げることもできない車イスの若者を電気ノコギリで切り刻むシーンで、こんな残虐非道な所作が人間に可能とは、想像の外だった。 恐怖とスリルにはらはらする感情とは異なり、この瞬間、激しい嫌悪のみに支配された記憶がある。

「悪魔のいけにえ」はしょせん、映画の中の出来事でしかなかった。 子供心に、良くも悪くも強烈なインパクトを残しはしたものの、現実にそのような行いが実行されるとは、露ほど考えることなく長い時が過ぎた。 そして年を追うごと世界は狭くなり、比例して情報の量は肥大化し続ける。 そのほとんどは、悲惨なニュースだ。 隣国に限っても、中国や北朝鮮の人権弾圧は目を覆うばかりである。 とくに中国国内・チベットや東トルキスタンの人々への暴挙は、徹底した情報統制から全体像が明るみになることは、決してない。

さいきん女性の防衛大臣が誕生したが、たとえば今朝の民放番組ではご丁寧に、「タカ派の」大臣と必ずレッテル貼りで、眼鏡がトレードマークのこの女性を紹介していた。
「百人斬り」「慰安婦問題」に対する隣国の、明確な内政干渉にして否定的評価ばかりを大きく取り上げ、靖国神社には参拝するかといったステレオタイプの、相手を利するような質問ばかり繰り返す。 いったいどこの国のマスコミなんだろう。 もはや日本を取り巻く現状は、それどころじゃないはずなのに。 頑張れ、トモチン。

隣国のカリアゲ君が自国の庭先にミサイル撃ち込むチョー危険な現状に対し、だからこそ中韓と良い関係性を維持しなければならない時だなどと、あたかも「タカ派の」女性大臣のせいで危機が高まってるみたいなコメンテイターまでいて、口あんぐりになる。 マスゴミとは、よく言ったものだ。 頭の中のお花畑。 中韓ともに、少なくとも政治レベルで日本と仲良くしようなんて気持ちなど皆無なことに、いつになったら気づくのか。 武装した中国船がほぼ毎日、自国の領海を侵犯し続ける異常な状態を、彼らは一切報道しようとしない。 決してコリン星ではなく、自国の重大な出来事なのに。 相手が日本をなめて図に乗るほどに、衝突の危険は高まると言うのに。
それに軍事費は、攻撃を目的とするよりも防衛に費やされる経費の方が、数倍かかる道理である。 可動式ミサイル100発いっぺんに撃ち込まれたら、だって相手はやろうと思えばできるわけで、このすべてを撃ち落すことは不可能であると、専門家が断言している。 物理的にはいつその時が訪れても不思議でない場所と時代に、僕らは生きているのだ。 最低でも、やられたら必ずやり返すぞくらいな態度は示さないと、日本には良い人達が住んでいるから攻撃はしないでおこうなんて、やつらが言うと思いますか。 負けるな、トモチン。

例によって、話がそれた。 頭来た、どこに来た。 春が来た、夏が来た。

2016年(平成28年)7月26日午前2時38分、戦後最大級の大量殺人が発生した。 神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で、元職員の植松聖容疑者(26)が刃物で入所者に次々と襲いかかり、19人が死亡、26人にけがを負わせたのだ。 その一報に触れて、まるで現実感が湧かなかった。 映画のレザーフェイスをはるかに凌駕する残虐な事件が、しかも僕にとってまんざら縁がなくもない津久井の施設で発生したのだ。

犯人は凶行の数か月前、「ヒトラーの思想が降りてきた」と表明していたという。 いわゆる、優生思想である(次回、続ける)。

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ガリレオ フィガロ~貴き人よ

7月に施工した作業を紹介させて頂きます。

トイレの床面清掃と、石材のコートという特殊作業です。 まず、石材に付着している汚れを特殊洗剤で完全に除去して、ポリッシャーで水洗いをします。 完全に乾燥させたら、コート剤を塗布する流れです。

しっかり乾燥してからでないとコート剤が上手く乗らないため、時間をかけながら慎重に作業を進めます。

コート剤を2度塗りし、ムラが無いように施工します。 1度塗ってから乾燥するまで1時間半以上かかる為、根気のいる作業となります。 ちなみに石材コート剤は、「ガリレオ」と言うちょっと変わった商品名です。 気分はボヘミアン・ラプソディなのです。

石材の表面に硬い透明被膜が形成され、摩耗を抑制し、光沢の保持に効果があります。

撥水・撥油効果があり、内部への浸透を防ぎ、水にも滑りにくくなります。

当社ではこんな作業もできますので、トイレの床面でお困りの方は是非ご連絡ください。

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性格も本名も、変換不能な警備隊長

皆様、こんにちは。
杉﨑警備事業部長の下で警備業務を務めさせて頂いております、隊長の青野 泰佳(ひろよし)と申します。
このブログで初めてご挨拶する方も、多いはずです。
拙い文章でお見苦しい点あるかと思いますが、どうかよろしくお願い致します。

日頃は県西部のハローワーク(浜松、浜北、細江、磐田、掛川)駐車場警備と、浜名湖ガーデンパークの夜間警備、イベント時の駐車場警備などの任務に就いております。
2年程前には、浜名湖花博でのイベント警備も務めさせていただきました。

いきなりですが、私の名前は「やすよし」ではなく「ひろよし」です。
更に書体も「泰佳」の「泰」の文字は正しくなく、「藤」という漢字の月の横にある文字が正しい漢字になります。
旧漢字になるらしく、自前のPCで変換できません。 大昔の辞書でやっと拾えるかどうかって感じなので、仕方なく「泰」の漢字を利用しています。

大まかなプロフィールをご紹介します。
高校卒業後、写真カメラの販売店(旧イオン系列)に入社し、5年ほど商品の販売や店内でのDPE作業(フィルム現像、プリント)に携わって参りました。
まだデジカメが普及する前でしたので、お若い方には何のことやら?でしょうが。
その後、県内の警備会社に入社し、各工事での交通誘導やイベント警備、守衛業務などに携わって参りました。
前職の会社で浜名湖ガーデンパークの警備をしていたことと、SBMとは写真繋がり?もあって、海のモノとも山のモノとも分からない、何処の馬の骨とも分からないこの私めを、浜名湖ガーデンパーク勤務として塚本常務に採用して頂くことになりました。

しかし最初の1年間は、警備ではなく設備担当でした。
そのとき浜名湖ガーデンパークの警備は、前職の会社が請け負っていたためです。
設備保守や営繕関係はズブの素人で、同僚方々、ガーデンパークのスタッフの皆様にはご迷惑ばかりおかけし、大変申し訳ごさいませんでした。
その1年後、浜名湖ガーデンパークの警備が始まり、ハローワーク駐車場警備も我社が請け負うこととなり、警備事業部に配置転換となって現在に至ります。

私が担当するハローワーク駐車場警備は外仕事のため、真夏・真冬・雨天、時に台風・雪など、大変厳しい日常です。 いくら悪天候だからといって、お休みにはなりません。
そのため、毎日17時に発表される翌日の天気予報のチェックは欠かせません。
静岡県西部の予報だけでなく、愛知県東部(豊橋)も必ずチェックします。
例えば静岡県西部は晴れ時々曇り、愛知県東部は曇り一時雨などと予報が異なる場合、どういう訳か県中部寄りの掛川にいても、愛知県東部の方が何故か当たる確率が高いためです。
梅雨も明けて、今年は猛暑(もう毎年のことですが)の予想が出ており、しばらく炎天下の日々が続きます。
特にこの時期は、天気と同時に最高気温が気になります。
隊員の皆さんが熱中症など起こさない様、体調や“隊長”の体調にも気を配り、水分・塩分補給を心がけながら、任務についております。

浜名湖ガーデンパークの夜間警備について、概要を説明いたします。
閉門時間が17:30(夏季は18:30)となっており、30分前より巡回車にて、お客様の退出を促しながら各施設の戸締りをしていきます。 トイレもシャッターを閉めます。 イタズラ防止のためです。
閉門後に侵入者などないように、隅々まで巡回し目を光らせています。青野2(カラー)
ただ、猫やたぬきはもちろん、最近ではキツネまで出没しびっくりします。
そして朝を迎え、開門までに各施設を点検しながら解錠していきます。
我が社の警備が行き届いているおかげか、近年は自販機荒らしなどの侵入者がありません。
警備業務においては何も無いこと、平常なことが何より良いことです。

最後になりましたが、今後もハローワークやガーデンパークに来られるお客様や車両など、安心安全が保たれる様に日々精進しながら、任務を全うしていきたいと思います。
皆様、最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。

警備事業部 隊長 青野泰佳

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待望の再開・・・

先週、関東もようやく梅雨明けしました。 夏の行楽シーズン本番を迎えるにあたり、箱根に朗報がもたらされました。yjimage[6]yjimage[9]

箱根町大涌谷噴煙地が、1年3ヶ月ぶりとなる7月26日、待望の再開を迎えました。 同時に、(一部を除き)箱根ロープウェイも運行開始になりました。

開放時間は朝9時~17時までと限定されていますが、なんといっても夏休みに再開されたことで、箱根のみならず観光産業にとって、大きな弾みとなりそうです。

今週は芦ノ湖畔で、湖水を彩る花火大会がほぼ連日開催されます。 計18,500発の花火に加え、夜店・大神輿・太鼓が華を添え、いにしえより絶えることの無い祭事を盛大に祝います。 ぜひ皆さまもお越し下さい!

 

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定期検査(診断)は長寿の秘訣!?

DSC_03038月というのに、ここ数日は暑さがひと段落の静岡です(と、油断させておいて、これから猛暑日が続くのでしょうが…)。

人間、どうあがいても年をとるものです。 個人差はあれ、老化を止めるなど現在の医学では不可能です。 これは私たちが管理する建物も同じで、躯体そのものの劣化もさることながら、各種設備機器に顕著となります。

人も物もメンテナンス次第で、長生きできるというものです。 自分の体をいたわるように、機械や道具を丁寧に使うことが肝要です。

法律によりコンディションをチェックすることが義務付けられているものも、数多くあります。 今回はその中の一つである、ボイラーについて触れたいと思います(といっても私は技術者ではないので、難しい専門用語は使いません)。

SBMで管理している契約先に、50年稼働しているボイラーがあります。 それってスゴいの!? 調べれば業務用ボイラーの寿命は、一般的に10~20年とする資料を多く目にしました。 これだけの長寿は、やはりスゴいようです。

ボイラーは年1回の性能検査が義務付けられており、ボイラー協会の各地域の検査員によって実施されます。 今回の検査員によれば、「この界隈でダントツに古いボイラーですね」。 人間に例えると、百数十歳の仙人みたいな感じでしょうか。 「しかし、コンディションは悪くない」とのことでした。 これは、ボイラー技士が毎DSC_0301日手を抜かず、古老の機械をいたわり愛情をこめてメンテナンスし続けた結果に、他ならないと思います。

昭和41年8月に製造されたこのサイクロンボイラー(バブコック日立製)は、現在の小型高性能化されたボイラーに比べ能力として大きく劣るものの、作りがシンプルな所に愛らしさを感じます。 できた当初は最新鋭だったはずで、看板には「特許申請中」などと書かれておりました。 メーカーのやる気が感じられます。 高度経済成長期の当時、国中が活気に溢れていたんだろうななどと、想像してしまいました。

私より年上のこのボイラーは、50年の永きにわたDSC_0300りひたすら蒸気を発生させ続け、おそらくはこの建物が建て替えられるとき、その役目を終えることでしょう。 機械とはいえ、少なからぬ畏敬の念を抱かせられます。

このように長く続けていくには、何より健康が第一です。 ・・・実は本日、年に1度の健康診断日になっている私です。 昨日は夜遅くまでブログを書いて、「血圧が高かった時の言い訳にしよう」などと・・・

思ったものの早く帰宅し、寝る努力をしました。

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