月別アーカイブ: 1月 2016

限られた人の世を生きる その1

「ディープ・パープル ドキュメンタリー Made in Japan」という1時間番組を観た。 放送されたのは去年で、懐かしいからとりあえず録っておこう程度だったのに、見始めるとこれが結構面白い。

ところで、ディープ・パープルって何?から始めるとあまりに回りくどいし、そこまで語る熱意も根気もない。 こちら2つのブログがバンドの概要として分かりやすいと思われ、ご存じない方は閲覧ください。 http://history.sakura-maru.com/purple.html とか、 http://www.tapthepop.net/live/37637

僕がロックに目覚めた中学時代、ディープ・パープルは(最初の)解散をしたのだが、そして80年代以降、昔の名前で出ています的に離合集散を繰り返し今年も来日するのだそうだが、全盛期のヴォーカリストだったイアン・ギランが自らのバンドを率いて初来日を果たしたのも、この時代だった。

しかも会場は、ビートルズやレッド・ツェッペリン、カーペンターズなど、大物が来日する際必ず使用した、ロックの殿堂・日本武道館である。 チケットを手にしたその日から、ライブなど一度も経験しないウブな青少年は、受験勉強など全く上の空状態で、「鋼のロック魂(Clear Air Turbulence)」などとこっ恥ずかしい邦題のついたセカンド・アルバムを耳にすりこみ、当日を迎えた。 これはいま聴き返しても大変レベルの高いジャズ・ロックで、ライブに行く動機が「スモーク・オン・ザ・ウォーター」程度だった素朴な耳を、結果として鍛えもしてくれた。  https://www.youtube.com/watch?v=fQR9BY2nVyY

ネットはおろか、DVDも、ビデオさえ普及していない当時、動くミュージシャンを目にする僥倖なんて皆無に等しい。 近所のレコード店で買った写真集を眺めながらレコードに聴き入り、熱狂の渦にある会場で果たして自分は理性を保てるのかなどと心配したり、選曲や曲順を空想の中で組み立てては一人悦に入った。 比較するまでもなく、情報に極めて乏しい時代だったはずが、当時を思い返すに、何と豊かな時間を過ごしたことだろう。 瞬時に手に入る情報などなく、雑誌などから断片を拾い集め、自ら再構築する必要があった。 それが客観的事実といかにずれていようと、僕自身にとって揺るぎない “真実” が創造されていった。 全ては個人的体験へと帰結し、 “共有” がことのほか重視される現代とは、対極にあったことになる。 そういう視点から今を総称して、「手にすることが容易な、不幸の時代」と呼べるかもしれない。 何かに渇き飢える必要がない状態だからと、単純にそれを幸福と定義するには抵抗を感じる。 僕たちは常に効率性を追求しながら、一方で縄文時代の生活にあこがれの眼差しを向ける、不条理な存在なのだ。 ネットで無修正を見るだけでは決して達成できない、何日も心の準備をしたうえ真夜中の自販機に向かい、人の気配を感じてはさり気なく場を離れまた近づきを繰り返しながら、ようやく手にした裸のおねぇさんが表紙の雑誌をゲットした至福の瞬間を知って初めて、生きるとは何かが見えてくるはずなのだ。

なにをやってるんどぁ! が口癖の、遠く青梅から浦安まで通っていた高校のクラスメートは何という名前だっけ。 そうだ、本題に戻ろう。

バンドとして絶頂期を迎えていた1972年、裏でメンバー間の不和も、実は沸点に達しようとしていた。 まず、イアン・ギランとギターのリッチー・ブラックモアの関係性が、決定的に悪くなったそうだ。 その理由は、番組ではっきり説明されていない。 繰り返されるツアー日程のハードさから、フラストレーションがたまっていたのも大きな一因だろう。

各メンバーが当時を回顧するパターンで進んでいくが、リッチー・ブラックモアの徹底した利己主義は、かねて評判の通りであった。 イアン・ギランが脱退するのは当然として、人間的に何ら問題ないベースのロジャー・グローヴァーを、演奏がつまんないからクビにしろ、しないならドラムスのイアン・ペース連れて辞めちゃうもんねと、マネージャーに迫ったらしい。 ロジャー言うに、「リッチ―はそんな奴さ」。 イアン・ペースがまた、どっちつかずのハンパ野郎なのだ。 最初はわがままリッチ―を説得しようと働きかけるも、無理と分かればコロッと寝返って、ロジャー辞めなきゃ二人で出ていくと同調する。 落ち込むロジャーの肩をたたき、「悪いな」と声をかけるキーボードのジョン・ロード。 お前、リーダーだろう。 情けなくもチームをまとめようなどとは微塵も動かず、ロジャーは元凶のリッチ―よりも、煮え切らないまま自分を追い込むジョンやイアンに憤りを覚えたという。 「辞めろというなら、面と向かってそう言ってくれたらよかったのに。 ちゃんとツアーを終わらせて、去っていくつもりだったのにね。 オレは無責任な事はしないよ」 イイ人だ。 そんな4人の葛藤の外にいるイアン・ギランは、孤立感を深めていくばかり。

しかしこれって、SMAPが空中分解するどころの話じゃなくね? とても音楽なんか創造出来る環境にない。 なのに今も聴き継がれる名盤は、まさにこの時生まれたのだ。

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社内従事者研修会

早いもので、あと数日で2月になります。

私たち業務部では、昨年10月より本格的に社内研修を開催しております。

浜松から箱根まで、管理エリアごと計画を立て、座学と実践(OJT)を行っております。

半田課長担当のマナー講習は、時に質問形式を取り入れ、時に笑いを取りながら、回を重ねるごと内容もだいぶこなれてきました。 静かに座ったまま受講する人達を飽きさせない努力は、講師の条件として必須と言えます。

私・狩野窪業務部長は、カーペットしみ抜きの実践を伝授しました。

最近のTVを観ていると、清掃に関する特集が増えているように感じます。 意外とその中に、効率化や技術向上のヒントが少なからず存在し、つど記憶しては研修に取り入れております。

従業員からも、研修を受けてためになったという感想や、勘違していたことに気づかされいい勉強になったと、嬉しい意見をもらっています。 我が社にとって有効な研修になっていれば幸いです。

未実施の現場も、順を追って開催してまいります。 年度末(当社では9月)までに一巡する予定です。

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いよいよ試験本番です

今年、初ブログになります。 いよいよビルクリーニング技能士の試験が迫ってきました。 毎日緊張して、夢でうなされる毎日です。 メンタル弱すぎ35歳です。 会社で日々、練習しています。 お陰様で我が社には、床面コート・ガラスコートがあるので、トレーニングするのに大変助かっています。 カーペットだけ、練習できなくて悩んでいました。 そこで、自ら作ろうと思い立ちました。 容器等に多少の違いはあるものの、自分なりに満足しています。 前日までしっかり練習して、本番に備えます。

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人手不足は誰のせい? それと、「牛の首」って知ってる?

我が社のホームページが一新した。 だからと、組織の中身が刷新されたわけなんかではチーッともないものの、何となく気分はイイ。

しかるに僕が作るブログは、旧態依然・古色蒼然のまま。 ごくごく少数の対象者に向けた、ヘタすると世界で1~2人くらいしか意味が通じないだろう究極の閉じこもり文章にこれからも終始するつもりなのだが、ひるがえってスタッフの皆様には、映像情報を主体に発信して頂くようお願いした。

例えば、住み込みで働きませんかの求人を、他県の情報誌に出したとする。 今日もたまたま午前中、箱根の事務所にいたら福島に住む24歳の若者から電話があって、彼が言うにはこちらの寮に住み込んでバイトで短時間働き、空いた時間で東京に社員のクチを探したいなどと言う、チョー身勝手にして一方的な希望を述べられたものだが、それはさておき、仕事が薄い地方から未知の関東に単身出てこようと思い立ったとき、寮あり・週5日勤務・月給〇〇円の字づらだけじゃ、イメージも湧きにくい。 先輩がどんな年齢層でどんな仕事をしているとか、寮の中はどうなっているとか、近くに買い物できる店があるかとか、別に凝った演出は不要で、スマホで撮った1分くらいの映像でいいからホームページに貼れば、今より情報量として圧倒的ではないかと考えた。 今の人達なら、会社情報をネットで検索するくらい、常識だろうから。 これなどお客の呼び込みが目的じゃなくて、すべては従業員勧誘のため発想したことである。

ともかく、友が苦しみ藻掻くともかくの如く、働く人が集まらないんだよ~ん、だ。

もともと人気のない裏稼業、もとい裏方稼業ゆえ、人手不足は今に始まったことでないにしろ、場所・条件・資格を問わず、これほど人が集まらない時代などかつて経験した覚えがない。 過去どんなに来ない現場でも、ひと月猶予があれば何とかなった。 ところが、それが熱海駅から徒歩1分という抜群の立地条件であっても、この3か月出し続けた求人誌(紙)が数10に及ぼうと、ぜ~んぜん、面接希望者が現れないのだ。

人手不足は我が社に限った事でなく、業界全体が抱え、今後さらなる深刻化が見込まれる事態である。 実に恐ろしい。 この恐怖、まさに「牛の首」に匹敵する。 丑の刻、音も光も絶えた弘法の寮(そういう寮が箱根にあるのだ)。 たたずむヒロちゃんともうひとつの“何か”が、隣り合って互いに相手の存在を探り合っている時のような、それは根源的な鬼胎である。

ビビリくんをビビらそうとして、話がそれた。 何が言いたいかというと、人手がなくて遂に現場がクラッシュしてしまう日も、遠からず発生しそうなリアリティゆえの恐ろしさ、というか、昨年末に出せる従業員が枯渇し、本当にバンザイしちゃったところがあるって、聞いたばかりだ。 それって誰のせい? 時代のせいにはできんわな。 企業努力が足りないの一言で一喝されて終わり、賠償もせなならんやろ。

誰かのせいに出来んのなら、自ら解決していかにゃあなるまい。 めっちゃポジティブに考えれば、この難題さえクリア出来れば、今後は仕事の広がるチャンスに溢れているとも言える。 実際、ホテル関係の引き合いは増え続けている。 来月から契約が始まる横浜のブランド的ホテルの業務も、前経営者が手放す大きな理由の一つが、従業員の高齢化と人手不足にある。 正味、あと10人ほしい。 ただいま狩野窪業務部長が、必死こいて求人に奔走している。 あのぶっきらぼうな対応がウリの彼が、80歳まで2年余りというシニアまっしぐらの女性に対し、「いやいや、とてもそんなお年に見えませ~ん」と媚び媚びの慰留に努める姿など、皮肉抜き、感動的ですらある。 仕事に打ち込む、真面目なヤツだぜ。 それを傍でニヤニヤ見ている僕は、あんまマジじゃないかも。

世がいくら少子化と言え、数年で極端に働き手が減ったことには、外的要因が少なからずある(ホリエモンの登場が潮目だったと、今でも思っている)。 しかし今まで、分かっていながら手つかずだった内在的要因があることの方を、内省すべきであろう。 だからと単に給料を上げる事でも、労働条件を整える事でも解決はしない。 そんな気がする。 誰も知らない「牛の首」。 誰が教えてくれんでも、地方零細企業の身の丈に合った解決策は、きっとあるはず。 そして、羽ばたく。

※ 「『牛の首』というとても恐ろしい怪談があり、これを聞いた者は恐怖のあまり身震いが止まらず、三日と経たずに死んでしまう。 怪談の作者は、多くの死者が出たことを悔い、これを供養するため仏門に入り、人に乞われても二度とこの話をすることは無く、世を去った。 この怪談を知るものはみな死んでしまい、今に伝わるのは『牛の首』と言う題名と、それが無類の恐ろしい話であった、ということのみである」というもの。(ウィキペディアより)


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新年に新業務

あけましておめでとうございます。 

ちなみに「新年あけまして・・・」と、「新年」を入れて挨拶される方が少なからずおられますが、実は間違いだそうです。 一年を何とか無事に過ごし、ようやく「晦日」が明けたので、おめでとうという事だそうです。 そういえば、「喪が明ける」とか「夜勤明け」とか、言いますよね。 あの使いまわしと一緒で、古い年が明けてこれまで無事にいられたのが、めでたいという事なんですね。

つい最近まで、春の陽気が続きました。 菜の花があちらこちらで咲き誇る、変な季節です。 富士山の雪も、まばら状態! 積もった雪が溶けやがて富士の湧水になることを想えば、今から夏の水不足が心配になります。

先週末からは平年並みの寒さに戻りました。 そんな折、お客様に新年のご挨拶廻りをしていたところ、修善寺某ホテルの女将さんより、大浴場の天井の防水工事・及び客室の扉交換等の見積もり依頼を受けました。

昨年12月より、アピールしてきた効果でしょうか? 今後に期待が持てます。

今週からは、いよいよ2月より新規業務立ち上げのため、横浜ロイヤルパークホテルの本格的準備に入ります。 詳細は、2月のブログで紹介させて頂きます。

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