月別アーカイブ: 4月 2012

溢れ出す自我 その11

 最近お気に入りの物書きに、町田康がいる。 自称「作家・パンク歌手」で、とくにパンク歌手の方は “パンク・ロッカー” とはまた違うジャンルの存在らしく、この仕切りに並々ならぬこだわりをお持ちだ。

 1978年に INU というバンドを結成し、パンク歌手名・町田町蔵と名乗って 『メシ喰うな!』 という1stアルバムを発表している。
 ちなみに当時は、マニアックというか非商業的(あるいはその視点に立つ)音楽雑誌が隆盛で、オルタナティブ系のウニョウニョした音楽なら 『Fool’s Mate』 ・ 耽美派「詩人ですね」系は 『MARQUEE MOON(ソノシートが付いてた)』 ・ 「民族音楽大好き」中村とうようの 『ミュージック・マガジン』 とか、様々愛読していた。
 INUはパンクバンド系のくくりだったので、(奇跡的に最近まで刊行していた)『DOLL』 で何度か町田町蔵の名を目にした。 音は聴いたことないくせに、耽美派「詩人ですね」系の友人・石踊氏は、食事をするとき決まって「メシ喰うな!」を意図的に野太い声で連発し、当時稀であった24時間営業の喫茶店・夜明けのマイアミでこれをやられでもした日には、ヒャッヒャッヒャッと腹を抱え、無言で苦悶したりしたものだ(っけ?)。

 町田康の「告白」は、人間の自意識の真髄に迫る傑作大長編小説だと思う。 しかしながら2/3を読んだあたりで、ひとまず挫折した。 主人公・熊太郎に自己投影するも、いや、せざるを得ない進行に沿って、あんまりアホな行いが繰り返されるうち苦しくなってしまったのだ。 「こいつホンマのアホや~」と思いながら、しかしアホがそのまま己が人生に重なる出来事少なからず、すこし間を置き再度チャレンジすることとする。 個人的には、ドストエフスキーもんの傑作と評価している。

 で、町田さんは1962年の早生まれだから学年は一つ上だけど、同い年なんですねぇ。 同世代という事は、観るもの聞くもの同じ時代の空気を吸っていたわけで、そこんところエッセイを読めば、「告白」みたいには辛くなくしかし自意識を流れに沿って逐一言語化していくテーマは普遍の様で、数冊読んだがどれも面白い。
 「どつぼ超然」など2010年の近作で、読めばこの人、今は熱海に住んでいることを知る。 単行本では “田宮” という地名に置き変わっているものの、明らかに初島の “エクシブ” とか函南の “オラッチェ” とか、我が社に深く関わる施設が “マリンスパ田宮” なんて名前で出てきて、マニアだね・町田康読んで舞台がどこか分かるの少数だよね・そのうちの一人がオレだよねと、むなしくも悦に入りほくそ笑む。

 町田康の初エッセイ集が「へらへらぼっちゃん(1998年)」であり、遠藤ミチロウの詩集やら「ザッパ中毒」などとたった13行の随筆やら『ぶらり新兵衛道場破り』の再放送やら、1962年生まれで 『Fool’s Mate』 と 『DOLL』 を読んでた人なら、 『MARQUEE MOON』 おまけのソノシートでロスト・「お前は呪文を唱える」を歌えるアナタなら、きっとソーだよねヤッパリなのよねと共感されること、請け合いの一冊である。
 泣けるのはフュー(ヒューではない)を素晴らしい歌い手と讃美し、滅多にコンサートをやらない彼女のライブに招待され花屋で花を買って届けるくだりで、いいなぁうらやましいなぁと読み進めれば、ここに近藤達郎という個人名が出てくる。
 フューのコンサートが終わり、打ち上げの席で町田さんの隣にいたのが近藤達郎氏・つまりダイちゃんというわけで、温厚なダイちゃん相手に酔った勢い、好き勝手のたまわったとのこと。

 ここに “チャクラ=ダイちゃん=灰田勝彦” に続く、 “ダイちゃん=町田康” という新たにして実にアヤシイ公式が生まれるわけだが、阿部薫はどこに行ったの?とお嘆きの貴兄、ご安心めされよ、同じ「へらへらぼっちゃん」に「『エンドレスワルツ』雑感」という小文がある。
 これによれば町田康氏、若松孝二という多分生きている間は真っ当に評価されず没後20年くらいしてから巨匠に祭り上げられるに違いない映画監督から、阿部薫を作品化したいと、ついては主役はキミしかいないと指名されたそうな。
 早逝した阿部薫はサックス奏者で、町田康はサックスが吹けぬから、エア・サックスということになる。
 映画の中のライブシーンでは、阿部薫演じる町田康が、灰野敬二役で出演の灰野敬二のトリオと共演したそうで、没後20年後に巨匠の若松孝二は今のところ大事にされていないのでどうせDVDにもなっちゃいまいが、『エンドレスワルツ』、ぜひ観たい映画である。

 というわけで、 “ダイちゃん=町田康=阿部薫” という公式が、一切のこじつけも不自然な手際の微塵もなく、ここに成立するのであった。 ヨカッタヨカッタ。 ここらで一本締めようか、イヨ~、ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨイ、めでて~な、ヘイ!(「へらへらぼっちゃん」にこれも出てくる『伝七捕物帳』の締め)
 しかして町田康が、恐らくは生涯のテーマとしている自意識の問題は、僕が成りゆきでテーマっぽくしている自我と実に大変に関連もしているわけで、この「溢れ出す自我」を始めたころはこの人の本読んでないし、布袋寅泰に殴られた冴えない芥川賞作家くらいの認識しかなかったわけで、やっぱ思考が展開していくと結び付いてくるものもあるんだと、まんざら出鱈目一辺倒なわけでもないさと言い訳三昧。

 さて、阿部薫くらいまで話を戻したぞ。 なんでこの人の名前が出てきたかというと、ご同業のK陽Bサービス・U木所長が若かりし頃、阿部薫と共演したのを聞き、オ、オ、オ、オノノコマチィ~!! くらいに深く動揺させられたという経験による。
 さすればU木所長、「どつぼ超然」の “マリンスパ田宮” と仮称された施設で、清掃を請けているのがこの方の会社、設備保守管理を請けているのが我が社という関係。 やっぱどっかで、シンクロニシティを感じちゃうんですけど。

 で次回に、「その8」で予告しておきながら放置したままの、自我放出ミュージシャンに関するひとくさり。 ちゃんと戻して、ちゃんと終わるぞ。

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眺望バッチリ!

 世間も会社もゴールデンウィーク真っ只中、私は事務所に独り、「鉄の掟」に従いブログを作成しております。

 4/28朝、5:30出発で浜名湖ガーデンパークに行ってきました。 前回ご紹介した新規現場(警備・展望塔受付案内)です。 この日は主に、繁忙期の駐車場誘導警備のオペレーションをしました。 こちらは次回のネタに回すとして、まず展望塔からご案内します。

 真っ平らで広大な浜名湖畔に、一際目立つ50メートルの高さ誇る構造物です。 この展望塔(展望デッキ)が、4/21(土)半年ぶりに再開したのです(昨年9月の巨大台風の被害以来、故障していました)。 再開初日はあいにくの曇り空、良い写真が取れませんでしたが今回はバッチリでした。 連休初日の28日は快晴にして真夏日を記録、朝から多くのご家族連れで賑わいます。 園内では木彫りの体験イベント・ミニコンサート・その他様々なイベントも行われました。 広い芝生広場もあり、小さな子供連れご家族の、思い思いの時間を過ごされている姿が微笑ましかったです(自分の子供も小さいころはこんなだったなぁ)。

 この日は数千人の来園者があり、うち500名のお客様に展望デッキをご利用いただきました。 連休明け頃まで、展望塔再開イベントとして利用者様に「花の苗木・花の種セット・シャボン玉」をプレゼントしております。 この機会にぜひご利用ください。

 業務開始から1週間がたち、受付嬢も少し慣れてきたように感じます。 今後も変わらずに、明るい笑顔の接客に努めて下さい。 展望塔からは浜名湖畔が一望できるほか、花壇にデザインされている地上絵を見ることができます。 この地上絵は花が咲いたときその全貌を表すのですが、種を植える段階で展望台から花壇を見て、下の作業員に指示してデザインするとのことでした。 お越しいただく際、外せないポイントになります。 高いところが苦手な人も、室内からの眺望ですから大丈夫です。 一番の見頃は花がきれいな今の時期と、秋深まる10月頃でしょうか。 ぜひ一度、足をお運びください。

 ただし子供たちの一番人気は、水景広場(水遊び広場)です。 準備よく水着を持参した子もそうでない子も、気持ちよさそうに水遊びを堪能しておりました。 着替えがなかったりするとお母さんたちは大変でしょうが…ここ浜名湖ガーデンパークは浜名湖花博の会場跡地ですが、近隣に住む家族の遊び場であり、観光スポットであります。 何より駐車場・入園無料(1部施設は有料)と、お財布に大変やさしい施設です。 今の時代、ありがたいですよね。

 次回はここ浜名湖ガーデンパークの、駐車場誘導警備についてご紹介します。

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第9回目

 月末ギリギリで、今回もです。
 今月は県内・西東、そして山梨県に神奈川県と、いろいろな現場を回ってまいりました。
 山梨方面は多分??? 定期的に行く事になると思う???
 のですが、県西部は予定していた現場が ⇒×●¢▽¥£♡>#(適当に想像してください)の為、急遽お願いしてお手伝いに行かせてもらいました(星崎班長もとい5月からは星崎主任、ありがとです)。
 神奈川は箱根の現場で、お世話になってきました(大石正子所長・満60歳さん、ありがとです)。
 三島の現場のみんなには、いろいろ苦労をかけます。 なんとか本来の仕事に一日も早く戻れるよう、手を打ってきます。

 あと個人的な事ですが、うちのチビさんが小学生になりました。 小林 萌奈さんの姓名判断 – 赤ちゃん名づけ.info
 身長が大きくランドセルが普通にフィットしてて、あまり違和感なく少しガッカリな今日この頃です(^o^;)

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新事業! ボク担当じゃないけど・・・

 これで何とか、今月もノルマ達成です(毎月ギリギリで・・・)。

 昨年は特掃班に所属していた村松君が、5月より新規事業・ハウスクリーニング準備室の担当に!!

 特掃班でもハウスクリーニングみたいなことはやりますが、普段の仕事に比べてかなりの神経を使います。

 言葉づかいは勿論のこと、お客様の在宅時は、何より身なりが大切です。

 自分はちょっと苦手かも・・・ ちょっとじゃなくて、見た目からはかなり相性が悪いかも・・・

 写真は、家庭用エアコンの分解清掃です。 暑いからと、袖をまくって作業するのも本当なら No Good! なんでしょうね。 あくまで清潔なイメージを大事にしないと。

 身なりは反省するも、ハウスクリーニングを始めるならエアコンの清掃は、是非おススメしたいと思っています。

 実はエアコン分解清掃をやりたく会社に無理を言って道具をそろえましたが、まだ本社のエアコンで練習しただけで売り上げは無し(汗)

 そろそろヤバいかも・・・ ましてブログにこんな事書いたら、忘れていた上司に向けて、寝た子を起こすような自爆行為だったりして・・・ 社内報に「言うだけ班長」なんて書かれちゃったりして・・・

 ハウスクリーニングが形になるまでどれくらいの期間かかるか分かりませんが、自分も出来るだけ村松君をサポートして行けたらなっと思います!!

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「こころみの会」初参加

 どうも! 更新が遅くなってしまいました。 さすればあの手この手の、催促におびえる日々が始まり・・・鉄の掟恐ろしや^^;

 今日は4/28(土)、GW初日ということもあるのでしょう。 通勤途上はいずこもガラガラでした。 皆様、新東名など利用されてお出かけですかね!

 さて、今週は神奈川の同業中心に集う「こころみの会」に、初めて参加させて頂きました。 場所は横浜です。 会の目的である他業種・他業界から学ぶというテーマに沿って、数名の方にご講義いただきました。 中でも非常に興味を持ったお話がありましたので、さわりを少し。 テーマは「これからの介護」。 弊社には介護に携わる現場もあり、今後の展望について勉強させていただきました。 介護とビルメン業界の両社が交わる視点でお話をいただいたので、とても参考になりました。 今介護に改善が求められることは、相変わらず新規参入が多い割にノウハウがまだまだ未熟なこと・既存事業者の組織マネジメント力不足・介護報酬の低さ・職員の定着率の低さ等でありました。 弊社には有料介護施設での実績があり、そのノウハウを活かし、なにかご協力できる提案があるはずと、少し光が見えた気がします。 講師のお言葉をお借りすれば、われわれ業界が目指す安全・きれい・快適な空間造りの得意分野を介護業界に取り込み、利用者様にハード面だけではないソフト面(心のサービス)のサービスがご提供できないものか。 より良いサービスの充実とともに、互いの業界発展に繋がるのではないでしょうか!

 それでは皆様、よいGWをお過ごしください!!

 写真は山下公園からみたみなとみらいです(ちょっと曇っていたのが残念…GW混んでるんだろうな…笑)。

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ビルメン会社の「管理部」ってどんなことしてるの?(その24)

 人事部門や管理部門は、合法的ルール違反から一番遠い部署と何回も申し上げました。
 ということは、いわゆる “現場感” が一番希薄な部署とも言えます。 そうした前提で、入社時から管理や業務の管理部門に配属になるヒトというのが、陥りやすい勘違いがあります。 末端の人の努力が伝わらない環境から、変なエリート意識を持つ人間が発生したりするのです。

 でも、会社側から見ればこういう人間こそ、一番危険な従業員です。 だって自分の会社が売っているサービスや、働く従業員の皆さんの本質を理解しないで威張っていては、現場の苦しみが判らない人間となってしまいます。 そんなヒトが人事を仕切ると、悲劇となります。 怖いでしょ?
 “現場感” を持っていて、なおかつ決まりを重んじる性格を持つことは、非常に難しいことなんです。

 だからこそ人事部門って奥が深いし、内向きになってしまうんだろうなあ・・・・・・・

 愚痴ぽっくなったので、今回はここまで。 また次回へ続きます。

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震災2次被害・・・その後№2

 2011年。
 震災から1ヶ月、新大久保にある某サウナの清掃業務を巡回した折、社長さんの話では通常月の2割程度まで落ち込んでいるとのことでした(昨年のブログで報告済)。
 このサウナは、今や全国的に有名な『コリアンタウン』の一角にあります。
 利用者の7~8割程度を、韓国人が占めています。 震災後、この界隈の韓流ショップ・飲食等大半の店舗が軒並み休業の状態に。 その影響から、人通りも疎らでした。
 更に原発事故での影響や加熱報道により、韓国・及び東南アジアの従業員の殆んどが、帰国したまま戻らないという状態が続きました。

 2012年。
 震災から1年と1か月が経過した先週、同館を巡回しました。 お会いした社長さんの話では、景気は以前の様には回復していないとの事です。
 韓国従業員も、戻って来る人・帰国したままの人が半々、新規採用者もいるそうです。

 『コリアンタウン』周辺も、閉店した所がある代わりリニューアルや新たにオープンした店舗もあり、活気はほぼ震災前の状態に戻っているとの事でした。 人通りもかなりありました。 首都直下地震の影響が悪い方に見直されるなど、時代の空気は澱んだままの思いがします。

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浜名湖ガーデンパーク警備スタート!

 遅れて咲き始めた桜も、先週の暖かさで一気に満開となりましたが、雨と風であっという間に散りだしました。 花の命は短いということでしょうか…

 会社がこうなってはいけません。特にビルメン会社は派手に儲けることはできなくても、地道に雑草のごとく、しぶとく生きることが大事ではないかと思います。 そんな中、一年を通して数多くの花を咲かせ、地元の方々や観光客の憩いの場となっている 浜名湖ガーデンパーク【HAMANAKO GARDEN PARK】 の警備業務が、4/1より始まりました。 その名の通り、浜名湖に隣接する広大な公園です。 どのくらいの広さかといえば、56ha(東京ドーム12個分)ほどの面積であります。 この中に数多くの建物が点在しており、トイレも各所あります。 今の時期は17:00で営業が終わり、そこから朝までが警備員が活躍する時間になります。 写真は担当警備員のお二人です。 防寒コートを着ているNさんは、近隣に住んでいるので自宅からガーデンパークの展望塔が見えるそうです。

 4/1は初日ということで、私も2名の警備員と一緒に巡回しました。 「蛍の光」が流れる中、警備車両で園内各所を回り、閉園作業を実施していきます。 お客様のお帰り状況のタイミングに合わせ園の門を半分閉め、さらに様子を見計らって完全閉門していきます。 あっという間に夕日が沈んでいきます。 きれいな夕日でしたので記念にパシャリ! ブログネタに保存です。 遠州の空っ風吹き荒れる中、 車で移動 → 歩いて点検 → 建物内部を点検 → 施錠(警備セット) このサイクルをひたすら繰り返します。 このように警備していると、稀にトイレ等で具合が悪くなって倒れている方を発見する場合もあります。 ガラスが割られていたり、忘れ物を発見したりする場合もたまにあります。 決して手抜きすることなく、日々異常なしの確認をすることが大事な仕事です。 巡回は暗い夜間に行いますので、受傷事故にも注意が必要です。

 このような夜間常駐警備は拘束時間の長いことが多く、ここ浜名湖ガーデンパークも例外ではありません。 勤務開始17:00から終了が翌朝09:00です。 この間に園内巡回を4度、走行距離は1日約40キロ位になります。 狭くて暗い遊歩道を走行するので、なるべくバックはしないように…が、ポイントです(暗闇の後進は危険ですから)。 警備に必要なカギも数十本あり、覚えるだけで一苦労です。 警備員の仕事は見た目簡単そうですが、実は中々に難しく奥深いのです(まあ、どんな仕事も傍から見るよりやってみたら大変なものなのです)。 数日間の研修で独り立ちしていきますが、そこから1か月、半年、1年掛けて、更なるスキルアップが要求されます。 長年勤めている警備員が、その施設の主みたいになることも少なくありません。 一般の従業員なら見逃すようなことも見逃さない。 こんな存在になることが肝要です。

 何にせよ、日々の地道な努力によって平穏に毎朝開園できることが最大の貢献であり、人知れず施設の運営に寄与する黒子のような存在と言えるでしょう。 業務をしている間にはいろいろな事案が発生すると思いますが、本社と現場が一体となり、頑張りたいと思っております。

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ビルメン会社の「管理部」ってどんなことしてるの?(その23)

 以前にも説明しましたが、管理部門にはいろいろな決まり事や規則があります。
 人事部門があえて恣意性のない、役所のような仕事をするための必需品が、従業員の基本バイブルとなる「就業規則」です。 これに付随して(賃金や評価・福利厚生等の規程もあるでしょうが)、絶対外せないのが「就業規則」なんです。

 この「就業規則」は労働基準法という法律に則って、かなり厳密に作成されます。 これが曖昧で色んな解釈が出来ると、恣意性のある仕事に繋がるからです。 ですから「就業規則」は、人事のみならず従業員にとっても、自分を守る重要な規則となります。 機会があれば、と言うよりも、会社に勤める人であれば必ず読むことをお勧めします。 

 で・・・・・話は変わりますが人事部門に所属する人たちも組織の一員ですから、当ぜん会社の成長のため業務を行っております。 従業員の幸せを最優先に、人事制度や福利厚生の充実を考えて、無い知恵を出しながら何とか会社を良くしようと、日々ガンバっているのです。
 でも如何せん、恣意性が働くほどに負の作用が生じて成長にブレーキをかけてしまうので、固い対応に(杓子定規に規則を当てはめて)ならざるを得ないことがあります。
 モノは多少理不尽な扱いをしても不平不満は言いませんが、ヒトは扱いに差があると、当然ながら不満や愚痴が出るからなんです。 会社の経営って本当に大変なんです。 こちら側で公平な扱いをしているつもりでも、そうは取らない従業員が少なからず、しかも潜在的に存在している場合もあるからです。

 まだまだ、続く・・・・・。

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溢れ出す自我 その10

 コルトレーンにかまけ “我思うところの自我” について書いてたはずが、そりゃ成りゆきは多少あったにしろ、いつのまにか “チャクラもっと見たい” になっている。
 駄目ではないか。
 自らにディシプリンを課し、「フレ~ンバイフレ~ム インニョ~ インニョ~」とウチなるBGMに身を委ねながら思弁を試みるも、ちょっとやるとすぐ面倒くさくなって、安易な逃げに走る。http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00139WPYG/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_1?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=B000197IDW&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=1AGR145M277C2XMFARNQ

 なんたって「美潮さんは女神様」とか「ドンべは高校の同級生・日高暁そっくり」とか書き連ねたとて、極く少数からの共感と大半の無視で済まされるところ、「コルトレーンは誠実なペテン師」なんて一文が、うるさ型・団塊世代のジャズおやじ達の目に留まったりした日には、「お前は閉じてる!」なんて一喝されるに決まっている。 面倒クサ。 誰だって事なかれに日々を過ごしたいし、「蔦木くん、グンジョーガクレヨンをボクにくれよん」なんて超ド級の親父ギャグを一人ごちて、ほくそ笑む人生だってオツなものだ。 ちなみに思弁の反対語は逆止弁で良かったか? おっといかん、ますます逃げに入っている。

 このままいくと灰田勝彦あたりまで脱線していきそうな勢いであるが、ならば思考の流れに先手を打って、自ら意志を持って脱線するというのも一計である。 くどくど回り道をしても、最期につじつまが合えば良いではないか。 大体のところ阿部薫くらいを目標に話を戻して、いや “阿部薫くらい” というのはその程度という意味じゃ決してなく、最初のテーマに戻ろうということなんだけれど、イイ加減 “自我” なんて到底シロウトの手に余るテーマを、実は閉じてしまいたいだけなのだ(なんて、勝手きわまりない言い分)。

 で、灰田勝彦である。 「東京の屋根の下」という名曲がある。 発売されたのは1949年・昭和24年だから、日本が戦後復興にようやく着手したかしないかくらいの唄。
 ちなみにこの戦後混乱期を描いた作家に、「焼跡闇市派」名乗る野坂昭如がいて、恥ずかしながら最近初めてこの人の著作を読んだ。 そしたら、衝撃を受けた。 「花のお遍路」という短編小説。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334738117/zaregoto00-22

 思えばアニメ「火垂るの墓」を堀田家の(長男)望と(長女)歩の二名を連れてロードショーに行って以来、拷問に等しいストーリー展開に誰が二度と観るかと、だいたい冒頭でいきなりお兄ちゃんが死ぬところから始まって、そこから遡ってさぁじわじわ行くぞみたいなとんでもない展開で、節子が死んだ直後の回想シーンに至ると、望と一緒にウワッ、ウワッ、止めてくれ~と腕で目を覆い、実際声にも出したものだ(小三の歩チャンはまったく平然とスクリーンを凝視していた)。 こんな酷い小説を世に放った野坂など、誰が読んでたまるかと思って不思議はない。 ところが迂闊だった。 短編集で坂口安吾・車谷長吉ら秀逸な作品の流れから、ついつい心を許してしまったのだ。 それがよりによって、「火垂るの墓」成人バージョンだったとは。 読み進むほどにつらくて途方に暮れ、本を閉じてしまいたい衝動に何度も駆られるけれど変な倫理観が働いて止められず、読み切るとやはり人間まじめに生きねばと、姿勢を正しこうべを垂れたくなる。 大変しんどい兄妹の末路に、しかし二人して精一杯の生を全うしたじゃないかと、ウンウン一人頷いたりして・・・

 イカン、イカン。 このままじゃ脱線覚悟の灰田勝彦から、更に脱線を重ねるドグラマグラなカオスに陥ってしまう。 もとい「東京の屋根の下」はこんな歌詞。

   作詞:佐伯孝夫、作曲:服部良一、唄:灰田勝彦
 1 東京の 屋根の下に住む 若い僕等は しあわせもの
   日比谷は 恋のプロムナード 上野は 花のアベック  
   なんにもなくても よい 口笛吹いて ゆこうよ
   希望の街 憧れの都
   二人の夢の 東京

 2 東京の 屋根の下に住む 若い僕等は しあわせもの
   銀座は 宵のセレナーデ 新宿は 夜のタンゴ
   なんにもなくても よい 青い月の光に
   ギターをひき 甘い恋の唄
   二人の夢の 東京

 3 東京の 屋根の下に住む 若い僕等は しあわせもの
   浅草 夢のパラダイス 映画にレビューにブギウギ
   懐かし 江戸のなごり 神田 日本橋
   キャピタル東京 世界の憧れ
   たのしい夢の東京

 どうです、どうです? どうですか皆さん。 なんにもなかったはずの焼跡闇市の時代に、「なんにもなくても よい 口笛吹いて ゆこうよ」と唄った日本人の粋。 「世界の憧れ たのしい夢の東京」だって。 これを聴いて羨まぬ日本人が、現在の我々の中にあろうか。 「そんなこと言ったってェ、スマホなしじゃ生活出来ないしぃ」って最近の若者はそんな軽薄な物言いはしないだろうが、所有しない(所有するものの少ない)世界とは、精神においてなんと豊かだったことか。 放射能汚染で何にもなくなったフクシマはおそらく、「希望の街 憧れの都」にはならんだろう。 あんまり教条的なことばかり書きたくないが、もちろん目先は目先で大変で、食ってくために御前崎も原発再稼働したい気持ち分からんでないが、ドーセいつか止めにゃならんのだ。 世界と勝負するんじゃなしに、それに勝負したって物量的に勝てやせんのだから、世界が向いてる方角からチと視点を逸らして、「若い僕等は しあわせもの」と次の世代が歌える世にならんものか。 E・F・シューマッハーさんという経済学者の名著「スモール イズ ビューティフル(1973)」なんか読むと、まんざら絵空事じゃない気もするんでありますが。http://www.amazon.co.jp/s/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_sq_top?ie=UTF8&keywords=%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95%E3%83%AB&index=blended&pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4061587307&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=0TGGJCZXM5VX357KH29E

 「東京の屋根の下」は、近藤達郎(通称ダイちゃん)がライブのアンコールで唄うのを聴いて知った。 ダイちゃんは「東京の空の下」に改題していたが、初めて聴いたときから忘れ難い歌詞とメロディ、今やCDやYouTubeでも接することが出来る。

  •  「そんなこと言ったってェ、ユーチューブなしじゃ生活出来ないしぃ」って、それじゃダメじゃん。 そのダイちゃんが歌ったのが、チャクラ・新宿ロフトでのライブ。 彼は当時、バンドのメンバーだったのだ。

     というわけで、チャクラ=ダイちゃん=灰田勝彦という公式が、ここに至って成立した(ホントか?)。  次回、ダイちゃんから阿部薫までの新たな公式が導き出されるはずである。 だから?

         

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