カテゴリー別アーカイブ: 総務・経理

超カンタン!! 『簿記塾開講』マトメ編(その1)

今までの「復習」を兼ね、数回にわたり総マトメを行います。

早速ですが、簿記とは通常、”複式簿記”のことです(H.25.10.15参照)。
複式簿記の「複式」を理解するためには、いきなり「貸借対照表」から入る方が、実は理解し易かったりします。

何故かって? 論より証拠、貸借対照表を実践してみましょう。
複式簿記の一番の原理・根源は、次の式となります。「資産」とは、例えば現金や商品・土地・建物など、いま現に手もとにあって価値のあるものです。 ひとまず、「財産」と同じと思ってください。
その「資産から負債(=他人から借りた資産)を引いた残りが、純資産(=純粋な自分の資産)」という式です。 言葉にすれば、当たり前のことですね。

この式を変形して、負債を右辺に移項すると、となります。 これは、前出(式①)のものと、同じことを言っています。
つまり「いまある資産は、他人から借りた負債と純粋な自分の資産との合計」ということを表しています。

この式②を表に直すと、以下のとおりです。

複式簿記の原理は、この表③・あるいは式①を覚えれば、それでクリアです。
「複式簿記は、借方と貸方があって、どっちが左でどっちが右で?」と難しく思われるかもしれませんが、そのレベルのハードルなら、この式②や表③でクリアできるのです(「借方」「貸方」は、次回説明します)。

そしてこの表③こそが、あの、貸借対照表(バランス・シート、略してB/S)といわれるヤツです。

例えばあなたが経営している会社が、
「あなた自身が出資した200万円と銀行から借りた100万円で合計300万円を現金で持っている」
とします。 そこでこの③の貸借対照表に当てはめ分かることは、

(1)ウチの会社は現在、資産(財産)として現金300万円ある。
(2)その内訳(出所)は、銀行からの借入金100万円と自分が捻出した資本金200万円から成り立っている。

ということです。
つまり、貸借対照表が表しているのは、(左側=借方)いまある資産(財産)は何がいくらで、(右側=貸方)その出所は何がいくらか(他人資本、自己資本それぞれ何がいくらか)、ということです。

これだけでもう、貸借対照表はマスターです。
繰り返しますが、式②やそれを表③にした貸借対照表のことを覚えるだけで、複式簿記の借方やら貸方やら、どっちが右で左で、とかいうレベルのことには煩わされなくなります。

次回は、借方・貸方の極意について説明します。

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超カンタン!! 『簿記塾開講』

勘定科目の分類! ⑤(マトメ)

師匠 「さてさて、超初心者向け簿記塾講座のまとめをしようかのう」

師匠 「一般的な簿記は複式簿記のことを指し、取引ごとに仕訳を行う必要があるんじゃったね。
仕訳では借方、貸方に勘定科目と金額を記入していく。
そうして蓄積された帳簿を元に、会社の成績表である財務諸表を作るんじゃよ。

図で表すと下のようになるんじゃ。

師匠 「取引を仕訳帳で仕訳し、総勘定元帳の各勘定へ転記し、
期末に決算(一定の会計期間の収支の総計算。まとめじゃな)を行って、財務諸表を作成するじゃ。
この一連の流れを、毎年繰り返すんじゃよ。 簿記一巡の手続きと呼ばれるものじゃ」

弟子 「へ~、これが企業会計の骨になるんですね。
ところで師匠! 思ったんだけど、取引があった後に仕訳をきって、
元帳に転記するってどんな意味があるんですか?」

師匠 「うん、うん、いいところに気付いたね。 その説明がまだじゃったのう」

師匠 「なぜわざわざ「仕訳帳」「元帳」の2段階の流れを経ているかの理由は、正確な会計帳簿を
作成するためじゃよ。 せっかく取引を記録していっても、間違った情報を記入してたら意味ないからのう。
仕訳帳は、歴史的記録を保有するための帳簿なのじゃ。
だから取引が発生した順に、全て記録しておくんじゃよ。
一旦ここを経由することで、全ての情報を保管しておけるからのう」

師匠 「元帳は、分析的記録を保有するための帳簿なんじゃ。
勘定別に整理・集計するために用いられるのじゃ。
最終的に財務諸表を作成するために用いる、分析ツールといったところかのう。 フ~~」
弟子 「あい~。 了解しました」

今年も一年お付き合いいただき、ありがとうございました。
来年も引き続きお願いします。

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第31回目

3月の投稿を最後に、9か月過ぎてしまいました。

お久しぶりでございます。これだけ間を開けたから、さぞいろいろ報告できるかと思ったのですが・・・

まったく何を書いてよいのやら、あいか

「あいかわらず」と入力したいところ、途中で力尽きたらしい。 わずか3行にも満たない、苦悩のブログがここにある(編集者注)

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超カンタン!! 『簿記塾開講』

  勘定科目の分類! ④(マトメ)

 お久しぶりです。 ご無沙汰しています。
 早速ですが、前回からの続きです。

師匠 「仕訳として、資産・負債・純資産・収益・費用について説明してきたが、大体分かったかな?」
弟子 「ん~・・・ なんとなく?」
師匠 「うんうん、それで上出来じゃよ。 じゃあ、今回は簿記の最終目的である、財務諸表について学ぼうかのう」
弟子 「ざいむしょしょう・・・ しょひょう・・・ また、難しい言葉が」
師匠 「財務諸表とは、会社の成績表のことじゃ。 財務諸表は貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書、株主資本等変動計算書の、4つで構成されてるんじゃよ。 ここで改めて、それぞれについて簡単に説明しようかのう」

師匠 「こうやって文字だけ見てみても、なんのこっちゃか分かるまいて。 実際の財務諸表を読んでみるのが、理解の早道じゃな」
弟子 「え?どうやって?」
師匠 「自分の知っている有名企業の、ホームページをひらいてごらん。 最近は、上場会社のほとんどが決算書をサイト上で公開しているから、いくらでも見ることができるのじゃ。 『株主・投資家向け情報』とか『IR情報』とかいう、リンクがあるはずじゃ。 そこから簡単に調べられるんじゃぞい」
弟子 「うい~」

 次回からは、簿記の一年間の流れ、仕訳方法と進んでいきます。

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超カンタン!! 『簿記塾開講』

 お久しぶりです。 ご無沙汰をいたしました。
 『光陰矢の如し』 今の私にとっては、座右の銘にしたい諺となっています。

 前回までで説明した”資産・負債・純資産”は終わります。
 今回は、”収益と費用”について説明します。
 イメージとしては、以下のとおりです。

師匠 「収益というのは、物を販売して得たお金とか預金の利息とかじゃよ。
    費用というのは、物を買った時に支払ったお金とか借金の利息とかだね。
    収益-費用>0であれば利益が出て、<0であれば損失が出たことになるんじゃ」
弟子 「収益は利益とは違うの?」
師匠 「そうじゃな。
    似たような言葉じゃが、収益-費用=利益or損失だから、しっかり区別しておくんじゃ」
弟子 「じゃあ、収入と支出って言葉とも違うの?」
師匠 「今回は、なかなか突っ込んでくるんじゃね。
    そうじゃな、収入と支出、収益と費用、とっても似ている言葉だけど、意味が異なるんじゃ。
    収入と支出は現金が入ってきた出て行ったを意味し、収益と費用は会計上のプラスマイナスの概念で、必ずしも現金の出入とは関係がないんじゃ。
    時期のずれがあるってことかな。 長いスパンで見れば、一緒になるはずなんじゃがね」
弟子 「ふ~ん。 で、下の図も会社の成績表の一つなんですか?」

師匠 「その通りじゃ。
    これも四半期や半期、あるいは決算期につくられる成績表のうちの一つで、『損益計算書(そんえきけいさんしょ)』と呼ばれる表なんじゃよ。
    実際は少し、形式が違うんじゃがね。
    この表からは、その期間でどれだけの儲けをあげることができたかを知ることができるんじゃ」

 次回は、勘定科目のマトメと財務諸表について説明をする予定じゃ。

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勘定科目の分類! ②

 お久しぶりです。 前回からどのくらい投稿していなかったか、考えたくありません。
 今月で溜まったノルマを解消したいと思う今日この頃です。 が・・断言はしません。
 それでは、始めます。

 弟子 「ところで、資産・負債・純資産って何?」
 師匠 「ものすごく簡単に言ってしまうと、借方(左側)にある資産はお金をどういう形でもっておるのかを示し、貸方(右側)にある負債(ふさい)と純資産は、そのお金の源を示しているんじゃよ」

 弟子 「お金の源?」
 師匠 「たとえば、負債というのは借金を意味しているんじゃ。 銀行などからお金を借りている状態だね。 純資産は自分で出資したお金や、以前からの儲け分を意味するんじゃよ」
 師匠 「一方、資産には建物とか、車とか、商品とか、お金を使ってどういう形で保有しているかを示しているんじゃ。 もちろん現金とか預金とか、お金そのまんまの場合もあるんじゃよ」
 弟子 「う~ん、ムズカしい・・・」
 師匠 「ふむふむ。 それでは一般的な家庭を例にとって、考えてみようか」

 師匠 「すんごいシンプルだけど、こんな感じかな。 一軒家と車を購入した家族の例じゃ。 資産の部には、家・車・銀行預金・現金があるね。 これらAさんちの資産が、自分たちのお金で手に入れたものかどうか、考える手だてになるのが右の項目じゃ」

 師匠 「負債の部を見てみよう。 家のローン・車のローン・クレジットカードの未払いがあるようじゃね。 たぶん銀行とかからお金を借りて、家・車を買ったんじゃね。 クレジットカードは、お店で使って1~2ヶ月後に引き落としがあるから、『未払』としているのじゃよ。 これも一種の借金だといえる」
 師匠 「純資産には、資産と負債の差額が表示されるんじゃ。 この場合、全部Aさんのお金、ということになるね。 Aさんは持ち家をもっていて車も持っている、家にはシャンデリアもある! 近所の人達はAさんはお金持ちだなぁって思うかもしれないけれど、ひょっとするとAさんの場合、借金の方が多いかもしれん。 人の目ばかり気にして、結構ムリしているのかも・・・。 となると、Aさんは本当にお金持ちなのかしら?となるんじゃよ。 これが、財政状態をみるということなんじゃね」
 弟子 「なるほど、なるほど。 資産・負債・純資産をみたら、その家のお金の状態が分かるんだね」
 師匠 「そういうことじゃな」

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超カンタン!! 『簿記塾開講』

  勘定科目の分類! ①

 師匠 「前回は仕訳の話をしたが、ここは簿記の基本だから、しっかり押さえておくんじゃよ」
 弟子 「は~い」
 師匠 「前回予告していた大きな5つのカテゴリーというのは、①資産・②負債・③純資産と④収益・⑤費用のことなんじゃ。 まずは考え方の基本となる、下の図を見て貰いたいんじゃ」

 【お金の源泉とその使途】

 【収益と費用】

 弟子 「・・・なっ・・・なにこれ?」
 師匠 「この図は、それぞれのカテゴリー(資産・負債・純資産・収益・費用)のあるべき位置関係を表しておるのじゃ。 したがってこの左右は、仕訳の借方・貸方と一緒、と考えてよいのじゃ。 たとえば、資産が増える取引があった場合、仕訳は資産を左側に記入するじゃよ。 逆に資産が減る取引があった場合、資産を右側に書くことになるんじゃ」
 弟子 「 ?? 」
 師匠 「負債が増えたら右側に。 負債が減れば左側に。 費用が増えたら左、減れば右。 収益は増えたら右、減れば左に記入する」
 弟子 「・・・ああ、なんとなく分かった。 この図だと、右手が増える方に位置しているってことだね」
 師匠 「そういうことじゃ」
 弟子 「で、資産とか収益とかってなに?」
 師匠 「 『単式簿記と複式簿記って?』 で書籍代の仕訳をしたとき、【書籍代】と【現金】という勘定科目が出たのを思い出すんじゃ。 【書籍代】は費用、【現金】は資産に分類されるんじゃよ。 つまりじゃ。 勘定科目は資産、負債、純資産、費用、収益のいずれかに分類されるんじゃよ」
 弟子 「・・・資産とか費用っていうのは、大きな分類分けってこと?」
 師匠 「そうじゃそうじゃ。 資産・費用といった大きなカテゴリー(括り)の中で、現金・書籍代という小さなカテゴリーが分類されているんだと、考えればいいんじゃよ」
 弟子 「・・・えっと。 仕訳をするときに、いちいち 『この勘定科目は資産だ。だから左に書こう』 とか、やらなきゃいけないってこと?」
 師匠 「まぁ、そういうことじゃね」
 弟子 「・・・なんだか、すんごい面倒くさそう」
 師匠 「いやいや、慣れれば一瞬で分かるようになるんじゃ。 それに上の図が頭に浸透したら、仕訳の間違いとかもすぐに見つけられるようになるじゃよ」
 弟子 「へ~。 ところで気になってたんだけど。 この左が借方・右が貸方って、名前に意味はあるの?」
 師匠 「う~ん。 昔は ”借りた” ”貸した” の意味があったらしいんじゃが、今では単なる記号としての意味しかないようじゃ。 だから言葉の意味で覚えるんじゃなくて、左は借方、右は貸方と丸暗記した方がいいと思うぞ。 ちなみにワシは

 みたいな感じで覚えたよ。 いつもこれで思い出しているんじゃよ」

 弟子 「はいはい、確かにこれなら、思い出しやすいかも」

 次回に続くのじゃ

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超カンタン!! 『簿記塾開講』

 仕訳を覚えよう! ②

師匠 「では、前回の続きじゃぞい。 たとえば現金で考えたとき、以下の取引があったとしよう」 「このときは現金が減って、土地が増えておるんじゃ。 結果、現金50,000円で土地を購入したことを意味しているわけじゃ」
 「このときは、現金が増えたことを意味している。 有価証券(株式など)を売却して、現金30,000円を受取ったことを意味しているんじゃな」
弟子 「・・・右にきたら減って、左にきたら増える?」
師匠 「おぉ、するどい! なかなかやるじゃないの」
弟子 「 へへへ」
師匠 「全く、その通りじゃ。 現金は左なら増加。 右なら減少を意味するんじゃよ。  じゃあ、今度は借金に注目してみようかのう」

 「この意味は分かるかな?」
弟子 「えっと・・・ 借入金が右側にあるから借入金は減ったっていうことで・・・ 現金は左側にあるので、増加、かな??」
師匠 「ん? それって、おかしくないかの? 借金が減って現金が増える。 そんなことって、あり得るかな」
弟子 「えっと・・・?」
師匠 「お金を借りることが 『借入金』 なんじゃ。 お金を借りる ⇒ 手許の現金が増える、じゃな。 逆に 『借入金』 を返せば、現金は減る道理じゃ。 結果、現金が減って ⇒ 借入金が減る。 それなのに、借入金が減って現金が増えるって、嬉しすぎる話じゃないかのう? これがまかり通るなら、逆に借入金が増えて現金が減るっていうことになるんじゃよ」
弟子 「あれ? なんでだろ。 借入金が右にあって減少で、現金が左にあって増加で・・・?」
師匠 「すまん、すまん。ちょっと意地悪だったかのう。 実は借入金は、右にあるとき増加を意味するんだ。 逆に左にあるときは減少。 これだとすっきりするじゃろう」  「あ~、どうじゃ? 借入金が増えて、手持ちの現金が増えることの意味じゃ」
弟子 「え、でもなんで? 現金と借入金では、位置が違うと意味が違っちゃうってこと?」
師匠 「そういうことじゃね」
弟子 「うえぇ、会社って項目(勘定科目)が多いって言ってたじゃない。 ひょっとしてそれ、全部の勘定科目で左右を覚えなきゃいけないってこと?」
師匠 「いやいや、全部なんてワシでも無理じゃよ。 覚えなきゃいけないのは、全部で5つだけじゃ。 大きな5つのカテゴリーの中に全ての勘定科目が分類されているから、個々の項目は属するカテゴリーの左右の法則に従えばいいだけなんじゃよ」
弟子 「暗記物って、昔から苦手で・・・」
師匠 「大丈夫、大丈夫。 図で簡単に覚えられるからのう。 仕訳は簿記の基本だから、しっかり押さえておくんじゃよ」

   次回からは、勘定科目の分類について説明する予定です。

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超カンタン!! 『簿記塾開講』

 仕訳を覚えよう! ①

師匠 「さぁて、前回までで何となく、複式簿記の良さは分かったじゃろう。 今回からは複式簿記について、少しずつ具体的に知っていこうかのう」
弟子 「あい~」
師匠 「複式簿記の基本は、仕訳なんじゃね。 何か取引があったら、必ず仕訳をきるんじゃよ。 まず、仕訳じゃ。 とにかく! 仕訳じゃ。 ここはしっかり、押さえておくんじゃよ。 ちなみに今まで、 『現金』 とか 『交際費』 とか言ってきたが、簿記の世界では 『勘定科目(かんじょうかもく)』 と言う。 これもしっかり、覚えておくんじゃよ」
弟子 「か、かんじょうかもく?」
師匠 「覚えにくい名前じゃが、中学校の国語とか数学とか英語のことを、 『教科』 っていうじゃろう。 そんなもんだと思ってくれたらいいんじゃよ。 難しく考えないで良い。 さて、そもそもどうして、仕訳帳に仕訳を書くのかじゃが」
弟子 「あ~、そうですね ・・・なんでですか?」
師匠 「仕訳帳の役割は、全ての取引の記録なんじゃよ。 発生した順番に、全て書き足していくことなんじゃ。 その取引の記録を、 『元帳』 というツールに転記していくんじゃ」
弟子 「ほ、ほぉ~?」
師匠 「まだ、しっかり理解していないようじゃな。 まぁ、簡単な仕訳例で説明しようかのう。 うん、わしの一番弟子のコバちゃんから、説明してもらうぞい」

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【 仕訳の取引例 】 

 仕訳は上記のように、左と右にそれぞれの勘定科目と金額を記入します。
 加えて、左右の金額は必ず一致します。
 この仕訳の例では、 「土地を50,000円で買って、現金を50,000円支払った」 ことを意味します。
 さらに簿記の世界では、左側を 『借方(かりかた)』 、右側を 『貸方(かしかた)』 と呼びます。
 仕訳は以下の、たった3つの要素で構成されています。 これだけで、あらゆる取引を表現できてしまいます。

 1つ目は、 「ものの名前」。
 土地や建物など有形物であったり、利益といった概念的なもの。 金銭価値で表現できるもの全般が、該当します。

 2つ目は、 「金銭の額」。
 簿記で記される数値は、お金の額です。 お金で表現できないものは、会計の対象にはなりません。 なので、お金に換算できない ”モノや権利” などは、仕訳できません。

 3つ目は、 「左右の位置」。
 仕訳は、上記 「ものの名前」 と 「金銭の額」 を1セットとして、左側と右側に記します。 この左右の位置が、 「ものの名前」 と 「金銭の額」 の増減を意味します。 取引というのは、会計上何かが何円増えた・減ったという、無味乾燥な状態で保存されます。 その増減を表しているのが、仕訳においては左と右の位置なのです。

弟子 「ん~、そっか。 ところでこの仕訳って、左と右でなにか意味あるの?」
師匠 「いいところに気がついたな。 もちろん意味がある。 しかし、次回に続くのじゃ」

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超カンタン!! 『簿記塾開講』

 単式簿記と複式簿記 ④

 前回までで「単式簿記と複式簿記」の概況を説明しました。
 今回は、複式簿記の利点のマトメを行います。

 取引 (お金に絡む物品の移動) があると、必ず2つ以上の科目の値が増減します。
 一つの科目だけが増えたり減ったりすることは、絶対にあり得ません。
 当然ですが、 ”知らないうちに財布の中の現金が増える” なんてこと、ないですよね?

 複式簿記は、それぞれの科目(項目)を分類するために使われます。
 仮にたった今、 「現金はいくらあるのかな?」 とか 「借金はいくらあるのかな?」 なんて聞かれても、すぐに残高を答えることができます。

 家計簿でも、食費・交通代・教育費など、科目分けして記載していきますよね。
 あとで食費にいくらかかったのか知りたければ、食費欄の値を集計すればいいだけです。
 項目が多い会社規模で同じことをしようとすると、単式簿記では無理なので、複式簿記を利用するわけです。

 結局のところ、それだけの単純な考え方なんです。

 次回より、 『仕訳を覚えよう!!』 ってことで進んでいきます。

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